占い師は、占い以外の勉強も必要

「私も、タロットカードを勉強したい。」という人がいると思います。では、どう勉強すればいいのでしょうか。

占い師さんに教えてもらったところ、「基本は、もちろんあります。カードの意味を覚えることから。でも、そこからは、感性が大事なんです。フィーリングの問題なんですよ。たとえば悪いカードで終わったりとかしても、決してそうでない場合もあるんです。その時の感じ方も大事」ということでした。

1つ1つのカードに、いい意味と悪い意味があるのです。

「どっちが出ても、悪いのもあります」

占い師になりたいという人に対しては、どういうアドバイスをされるのでしょうか。

「まず基本が大事なので、いろいろとまず自分の知識を入れてから来てみて、というふうには言っています。やっぱり役者さんとか画家とか、どの仕事もそうかもしれませんが、土台がないとダメなんです」

勉強するのは、占いだけではだめなのです。

作家になるために、文章の書き方を覚えても、作家になれないのと同じです。

勉強で後天的に補えるものと、先天的な霊感みたいなものとがあるはずです。

「最後は、先天的なものです。だから、占い師として、残るか残らないかとなった時に、知識では関係ない世界の差が、どうしても出てきます」とも言っていました。

話をお伺いした占い師さんは、22枚のタロットカードで占います。

そして、占いながら、「あら」と驚くのです。それは、まるで、タロットが教えてくれている話に驚いているようです。

そして、内容を説明します。

説明しながら、占い師さん自身が「うん、うん」とうなずくのです。

そのうなずきは、耳にイヤホンが入っていて、誰かが教えてくれているのを、うなずきながら聞いているようです。

タロットカードからの声を聞いているのです。

恋愛について、占ってもらいました。

「あなたさんは、異性に対しては、結構好みがはっきりしていらっしゃる。いくら言い寄られても、タイプでない場合は、それはダメ。おつき合いされている方とは、これはカルマのカードなので、出会うべくして出会ったことを意味しているんです。そのようなお話もきっとなさったことがあるんじゃないかと思うのですが、そういう不思議な縁というものを感じる形、それが今出ています」と言われました。

タロットを見ながら説明されると、わかりやすいです。

「先に頭に浮かんでいることを、具体的にビジュアル化しているんです」

メッセージが、タロットから脳にいくのではなく、脳からタロットにいくのだそうです。

タロットは、アンテナのモニターなのですね。

 

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