占い会社に所属せず、占い師個人で、鑑定依頼を受けたい場合はどうすればいいのでしょうか?
対面鑑定をするなら、まず鑑定する場所が必要です。
一番手軽なのは、喫茶店です。静かでテーブルが広ければカード占いもできます。相談者に事前に、飲み物代は自己負担で別料金と告げておきましょう。
SOHO向け貸し事務所などのように、鑑定のための貸しスペースを借りるという方法もあります。
東京都内だと、フリーのネイリストやメイクアップアーチスト向けに、小さなスペースを貸し出すサービスがあり、占いにも使えます。
喫茶店やレストランなどの片隅を借りたり、自宅の一室を鑑定ルームにしている占い師もいます。
対面でなく、電話やメールでの鑑定なら特別な鑑定ルームがなくても自宅で可能です。
会社に所属しない場合の一番の問題は、広告です。あなたが占い師として鑑定を受けていることをたくさんの人に知ってもらうために、インターネット、チラシ、雑誌やサイトの有料広告など、いろいろな方法が考えられます。
口コミで相談者が増えていくのが理想ですが、最低限の告知と広告は必要です。
受付窓口は、電話、メール、ファックスなど複数用意しましょう。常時鑑定依頼が入るようになったら、二十四時間電話受け付けしてくれるサービスを利用するのもいいでしょう。
鑑定費用は、もちろん占い師が自由に決めることができます。高すぎれば依頼が来ませんし、安すぎると信頼できない安っぽい占いだと思われてしまうことになります。
一時間一万円程度で、占っている場合が多いようです。
出張占いや、企業からの依頼は割り増し、学生の場合は割引ありなど、料金設定も工夫しましょう。
当然、領収書も必要です。
相談者へのアフターサービスに力を入れている占い師も多くいます。
その後をたずねるメールや、割引サービスのハガキを出したり、メールマガジンを発行したり、いろいろな方法があります。
占い会社に所属しながら同時に、個人で鑑定依頼受け付けすることもできます。ただしその場合は当然のことながら、占い会社の相談者に、個人鑑定の勧誘をしてはいけません。占い会社によっては、即、クビにされてしまいます。気をつけましょう。
占い依頼を劇的に増やす妙薬はありませんが、地味なようで意外と一番効果的なのは、同じ名前で、決まった場所(受付窓口)で長く、続けることです。
何年もたってから、「あの占い師さんにまたみてほしい」と訪れる相談者も、少なくないのです。